ファファード&グレイマウザー未訳分の刊行予定

2005/03/01 01:07 | 著者: Jun MUTO [mail] | カテゴリ: Fritz Leiber

東京創元社 のメールマガジンの近刊紹介(4月の予定)に、ついに「ファファード&グレイマウザー」シリーズ未訳分の第4巻が登場しました。
http://e6.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E434

◇『妖魔と二剣士』〈ファファード&グレイマウザー4〉
フリッツ・ライバー著/浅倉久志訳
ネーウォン世界の高峰登頂に挑む二人。シリーズ本邦初訳編登場!

復刊された第1巻の訳者あとがきの追記分を立ち読みしたところ(多少訳の修正がされているとはいえ、持っている本をもう一冊買うのは気が乗りませんでした。カバーイラスト買いするにも、末弥純氏の絵は好きですけど、このシリーズのイラストは最初の怪奇色が強い柳柊二氏のほうが合っていると思いますし)、全5巻ということでしたので、多分6月には第5巻が出て完結ということになるのでしょう。

しかし、やっぱり気になるのが、第6巻、第7巻の存在です。
「Swords and Ice Magic」、「The Knight and Knave of Swords」というタイトルで、内容は外伝的なものらしいんですけど。

Wizards of the Coast のサイトに、ファファード&グレイマウザー・シリーズの詳しい説明(英語)があったので紹介。末尾の注釈の [3] に、6、7巻のことも書かれています。
http://www.wizards.com/default.asp?x=books/main/classicsoffantasy

第6巻が1977年、第7巻が1988年で、日本語版の第1巻は第6巻と同じ1977年です。
おそらく当初の翻訳段階で予定に入れていなかったので、今回の翻訳刊行再開にも含めないことにしたのかも知れません。
でも、せっかくですから、全部を翻訳して欲しいですよ。

Ars Magica Fifth Edition正誤表登場

2005/02/05 18:45 | 著者: Jun MUTO [mail] | カテゴリ: Ars Magica

Atlas Games公式サイトArs Magica 5th Edition のルールブック正誤表と一般的動物データPDFファイルの提供開始の告知が出ていました。(Lions and Tigers and Bears!)

動物データが第5版ルールブックに載っていないのを見て、私はてっきり「第4版用サプリメント The Medieval Bestiary Revised Edition を買ってくれ」というAtlas Gamesの意志表示だと思っていたのですが、配布されているPDFファイルがきちんと第5版ルールブック同様にレイアウトされているところを見ると、単にページ数の制限で載せられなかったとかだったんでしょうね。

あと、Fifth Editionルールブック付属のキャラクターシートは、ダメージ記録欄が第5版ルールに対応していないなどの問題がありますので、Patrick M. Murphy氏作成の Ars Magica Fifth Edition Character Sheet (Mad Irishman Productions) を、備忘メモを兼ねて紹介しておきます。
追記:Atlas Gamesの Ars Magica 5th Edition ページでも修正版キャラクターシートが配布されるようになっています。

Shadowrun製品の電子ブック販売開始

2005/02/05 17:49 | 著者: Jun MUTO [mail] | カテゴリ: Shadowrun

Official Shadowrun Site に告知が出ていますが、DriveThruRPG.comBattleCorp.com で「Shadowrun」と「Classic BattleTech」のPDF販売が開始されました。

現時点ではまだ少ししか登録されていません(DriveThruRPG.comではShadowrun製品が11種。BattleCorp.comではShadowrun製品が6種、Classic BattleTech製品が7種)が、順次追加していくようです。気になる価格は、値引きなしのものもわずかにあるようですが、印刷物と比べて2割から4割程度安いものが多いようです。

Shadowrun Quick Start Rules が無料なので、気になる方は試しにダウンロードしてみるのもいいでしょう。(両販売サイトとも無料製品でもユーザ登録は必要です)

日本語版Stormbringer 5th Editionはず~っと先

2005/02/04 20:33 | 著者: Jun MUTO [mail] | カテゴリ: Eternal Champion

グループSNEがRPGStormbringer 5th Edition」の日本語訳を手がけるという情報は一年以上前から出ていましたが、今日(2月4日)更新の「SNE歳時記 05年02月(グループSNEホームページ)」で、そこそこ具体的なリリース予定時期が記載されていました。

翻訳進行中の「ストームブリンガー」も来年初夏刊行に向け、本格始動していたり(筆者が担当中。なかなか大変だけど、おもしろいです)……

「来年初夏」です。つまり、2006年初夏です。
(例えば「ガープス第4版 完訳版」の発売時期は、この8月 という言い回しになっているので、今年と来年の取り違いなどではなさそうです)

すいぶん先の話です。一年以上前から情報が出ていて、当初2004年夏発売予定だったわりに、非常に進行が遅いようです。

私の願望ですが、この大幅な遅れの原因が現在絶版になっている原作小説の復刊と連動するため、だったらいいなぁ。

上記引用部で、筆者が担当中 となっているその筆者は 文責:江川晃 と記載されています。日本語版「シャドウラン」翻訳担当をされた江川晃氏が、日本語版「ストームブリンガー第五版」の担当をされるわけですね。

「シャドウラン」はあの直訳っぽい訳文でも別段問題もなくよかったと思いますが、「ストームブリンガー」ルールブックの文章が直訳風味だと原作「エルリック・サーガ」ファンがかなり怒ると思いますので、必死で頑張ってください。応援してます(嫌味とかじゃなく、いいものを見たいので、純粋に)。

余談:私は普段グループSNE公式サイトを見ていないのに、今日なんとなく気になって見てみたら、この情報がちょうど掲載されていました。こういうこともあるもんですね。

いろいろな意味で驚かされた記事でした。

追記:2006年7月28日にエンターブレインから「MICHAEL MOORCOCK'S ストームブリンガー」というタイトルで発売されたようです。

Corum、コルム……

2005/02/04 01:04 | 著者: Jun MUTO [mail] | カテゴリ: 雑記, Eternal Champion, Michael Moorcock

MMORPGの「コルムオンライン」の話題を書いているブログの記事「CO++ Blog: CORUMの由来探り」からトラックバックが、うちの記事「Corum用無料シナリオ The Giant's Stairs」に。

「コルムオンライン」の "Corum" の由来を探しているらしいです。(「CORUM研究所:CORUMの由来」が発端だそうです)

残念ながら、うちの記事で言及している "Corum" がMMORPG「コルムオンライン」と関係あるか無いかは知りませんが、最近になって検索で「コルムオンライン」を調べていてうちのサイトが引っかかってしまったらしいアクセスが時々見られるので、一応解説めいたことを書いておきます。

Corum用無料シナリオ The Giant's Stairs」で書いたのは、イギリスの作家(現在アメリカ在住)マイクル・ムアコック(Michael Moorcock)のヒロイック・ファンタジー小説「紅衣の公子コルム」(Corum)シリーズ、「エルリック・サーガ」(Elric)シリーズを題材にした、非電源系RPGの話です。

綴りは確かに、「コルムオンライン」(Corum Online)の "Corum" と同じですよね。

マイクル・ムアコックのヒロイック・ファンタジー小説のシリーズ、特に1961年に連作短編からスタートした「エルリック・サーガ」シリーズは、一時期、1990年代初めまでは、ヒロイック・ファンタジー小説のスタンダードの一つとして内外問わず非常に有名でした。

「紅衣の公子コルム」シリーズは、第一巻「剣の騎士」(The Knight of the Swords) の原書が1971年に出ています(第一巻の日本語翻訳は1982年に早川書房ハヤカワSF文庫から。現在日本語訳は絶版)。

最初から長編として書かれたため完成度が高いこと(第一巻、第三巻、最終第六巻が英国幻想文学賞(オーガスト・ダーレス賞)を受賞)、一部のエピソードでエルリックのシリーズとクロスオーバーすることなどから、このシリーズも人気がありました。

その後たくさんの作家がヒロイック・ファンタジー小説を書くようになったことと(1940年代からムアコックが登場する1960年代までは、ヒロイック・ファンタジー小説を書く作家は非常に少なかった)、ムアコックの作風がヒロイック・ファンタジーから離れていったことなどから、特に日本では最近の作品がまったく翻訳されず、1990年代半ばから、ムアコックの知名度は急激に下がっていってしまったのですが。

(ムアコックについて扱っている日本のサイトでは Das Wunderreich der Nacht が詳しいです。あと、英語ですが、公式ファンサイト Moorcock's Weekly Miscellany。)

そういう世界的に(特にファンタジーとSFの分野では)知名度の高い作家の作品ですので、「コルムオンライン」の製作者・関係者が「紅衣の公子コルム」シリーズを知っていて、名前だけ拝借したという可能性もあるかもしれません。想像でしかありませんけれど。

(あ、「拝借した」という言い方が誤解を生むとあれなので断っておきますが、想像が当たっていたとして、名前だけですし、こういうのは問題ないと私は思いますよ)

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